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「ミラクル7号」 [watching]

 なぜかチャウ・シンチーの映画を毎回見させられている。ファンでもないのに。まあ確かに、無理やり連れ出されでもしなければ見ない類の映画ではあるけれど。

 この前の「インディ・ジョーンズ」でも思ったんだけど、タイトルロールがタイトルロールの役目を果たしていないという現象にまたしてもであった。お前存在感薄すぎるよ長江7号。ほんとは長江7号って名前なのに、「ミラクル」とか訳しやがんから一瞬本気で「長江」って「ミラクル」って意味があんのかなとか思っちゃったじゃない。んなわけねえ。
 それにしてもかわいくなかったなぁ。長江7号。むしろ電池が切れてぬいぐるみになってしまった方のがかわいかったくらい。なんで宇宙人にはいつも鼻がないんだろう。長江7号にも鼻がなかった。

 一番驚いたのは、子役の男の子が男の子じゃなかったってこと。プログラムに(買っちゃったんだけど)来日した時の写真があって、それがなんかおかしい。花柄のレースの靴下を履いて、まなざしも顔つきも女の子っぽいし、よく見ればアイシャドウ差してるアイシャドウ差してる。何だこりゃと思って慌ててページを戻って役者紹介の記事を見てみたら、なんと息子役の子は女の子だった。オーディションに一万人集まったそうで。確かにキレた演技でチャウ・シンチー好みの演技を120%で演じきってたと思う。とても女のことは思えないテンションんで演技してて、とてもあれが女の子だなんて疑える隙はなかったよ。しかし、それ以上に目ん玉ひん剥いたのが、なんとチャウ・シンチー、この子を養子にしたという。え…、なぜ…。しかも、だからと言ってほんとに親子しているわけではないらしい。女の子は本当の両親と暮らしている。あ、あやしい…あやしすぎる…。あまりのあやしさに、「きっとチャウ・シンチーは香港人だから、養子に迎えてあげればその子の将来に有利なんじゃないかな」とかなんか無理くり好意的に捕れられそうな理由を捻り出して「そうだそうだ、きっとそうだ」と言って、そうに違いないと思うことにした。

 チャウ・シンチーってもう50手前なのね。結婚してなくて、子供もいないなら養子とか考えるのも分らなくもないけど。見えない。最初あの白髪は作り物かと思っていたけれど、ひょっとして自か。しかし、顔が老けないんで白髪が似合ってなくておかしい。
 プログラム曰く、「貧乏でも清く正しく」というのはチャウ・シンチー自身が両親から教え込まれた教訓らしい。だからこの映画は半分彼の両親に対するオマージュであり、もう半分は彼自身の家族観を表しているんだろうな。息子が「お父さんが帰ってくるからもう寝ます」って泣きじゃくる場面は心が痛かった。

 しかしチャウ・シンチーも、もう3本も映画を撮ったから自分の映画自身をパロれるようになった。それも、さも自慢げに。私はあの渦巻き飴は必ず出てくるだろうと思っていた。チャウ・シンチーは太ってる人がどうやら好きみたいで、今回は惜しげもなく階級別に3人も用意してきた。
 ただいつも気になるのは、いつも最終的には心温まる泣き落し的な作品にしているくせに、眉をひそめるような手加減を知らない暴力的な描写があること。あれ必要かな。痛々しいから嫌なんだけど。

 はぁ、また2年後くらいになんか作るのかな。
 まあ何はともあれ観終われてよかったよ。目標一個消化しましたって感じ。観なかったら恨まれそうだったもんなぁ。

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